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発達障害の若者が通う「大学」

青春・勉強もっと 発達障害の若者へ「大学」開講:朝日新聞デジタル

 

名古屋市中川区のビルの1室に昨年秋、見晴台(みはらしだい)学園大学教養学部現代教養学科が開校した。3月7日、「世界の人々と文化」の講義をのぞくと、4人の学生がアフリカについて学んでいた。

学校は、発達障害の子どもに学びの場を提供するNPO法人が運営する。文部科学省が認可した正式な大学ではないが、「平和と社会」「コミュニケーション実践演習」など週5日、1週間で10コマの講義が受けられる。4月から新入生が加わり、いまは6人が学ぶ。

1990年に開校した見晴台学園は中等部と高等部があった。学園の運営に関わってきた田中良三・愛知県立大名誉教授(67)が「機会があれば、もっと学びたいと思っている子は多い。安心して学べる場を作りたい」と奔走。大学教授や弁護士、翻訳家など多士済々な講師に協力を仰ぎ、自ら学長に就いた。

 

発達障害の若者が通う「大学」は東京都中野区にもある。やはりNPO法人の「翔和学園」が運営。18歳以上が対象の3年制の大学部は2002年に開校し、現在は60人が通う。漢字や計算、パソコンのほか、楽器演奏などそれぞれの得意な分野を伸ばす活動やサークル、合宿もある。

 卒業後に作業訓練や職場実習などをする就労移行支援事業所に1~2年通い、働き始める学生が多い。「大学部を3年もやった後に就労支援?」と言われることもあるが、片山安江理事は「意欲や気力を育む時間が大事」という。

3月に卒業した男子学生(32)は「やり残した青春をやらせてもらった」と話す。都内の難関私立大から大学院にまで進んだが、人間関係が築けなかった。学園に入り、友人に勉強を教えたり、合宿に行ったりするうち、自信がついてきたという。「社会への不安はあるけど、ここで身につけたパワーを発揮できるような職場で働きたい」

 

12日には長野市に「長野翔和学園」も開校し、約10人が入学予定だ。